FINANCIAL HIGHLIGHTS
2019年第3四半期連結累計期間の業績は、売上高5,393百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益278百万円(前年同期比121.7%増)、経常利益248百万円(前年同期比1071.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益246百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失194百万円)となりました。
当社グループは、期初の経営方針に沿って業界における差別化されたポジションを確立すべく独自の施策に取り組んでまいりました。当第3四半期連結累計期間においては、「カラオケの鉄人」のリブランディングを実施、独自の選曲リモコン「カラ鉄ナビ」の全面リニューアル等、新しいブランドコンセプトに基づいたサービス見直しを推進してまいりました。引き続き積極的にシステム投資を行い、新たな顧客価値提供としてご来店からお支払いまで全てのサービスがワンストップで完結する「カラ鉄ナビ」と「カラ鉄GO」の開発を進めてまいります。
また、M&Aにおける事業譲受として、2019年3月1日に当期出店2店舗目となる「カラオケの鉄人松戸アネックス店」を事業譲受によりオープンしました。同一フロアに併設する当社初の飲食専門店とのコラボレーション業態の店舗となり、個室利用や飲食提供のシナジーを生み出します。さらに、2019年3月1日にスマートフォンユーザー向けに新たな価値情報を発信するキュレーションサイト「アンドロイド辞典」の事業を譲受し、新たな収益の柱としてWebメディア事業の取り組みなど、計画的な経営施策を実行してまいりました。
さらに、貢献意欲や士気を一層高め優秀な人材の定着率向上を図るとともに、株主様を重視した経営を一層推進することを目的として、取締役及び従業員に対するストック・オプションの発行を2018年12月及び2019年5月に行いました。
セグメントの業績は次のとおりです。
2019年第3四半期連結累計期間におけるカラオケルーム運営事業の売上高は5,252百万円(前年同期比1.3%減)、セグメント利益は692百万円(前年同期比32.4%増)となりました。
競合各社の都心部繁華街立地への集中出店により競争が激化しておりますが、前事業年度からの厳選した出店戦略として2018年12月21日に新店舗「カラオケの鉄人五反田西口 店」をオープンいたしました。また、既存店は店舗スタッフの適正配置、店舗運営品質の維持・強化を図る店舗リニューアル・営繕の実施、売上獲得のため販売促進の各種施策の実施などを図った結果、比較可能な既存店※の当第3四半期連結累計期間における売上高の前年同期比は103.7%となりました。
※ 比較可能な既存店とは、営業開始後12ヶ月を経過して営業を営んでいる店舗で前年対比が可能なものをいいます。
2019年第3四半期連結累計期間におけるCP事業の売上高は110百万円(前年同期比13.0%減)、セグメント利益は83百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
「カラオケの鉄人モバイル」サイトを中心に運営を行っておりますが、フィーチャーフォンからスマートフォンへの乗換えが進み減収・減益となっております。
2019年当第3四半期連結累計期間におけるその他の売上高は29百万円(前年同期比68.9%減)、セグメント利益は0百万円(前年同期セグメント損失1百万円)となりました。
不動産賃貸業は計画通りの業績で進捗いたしましたが、当社100%連結子会社であるTETSUJIN USA Inc.が米国グアム準州タモン地区の「Guam Reef & Olive Spa Resort」内で運営するエンターテインメントレストラン1店舗は2018年10月に営業閉鎖をしております。